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第五回 紬道場(後編)
2008/07/11(Fri)
引き続き、「第五回目紬道場」より、生徒さんの作品をご紹介させて頂きます。



【作品その6(写真中央・着物】
風通二重織を変化させ、より複雑な織物に花織を組み込んだ着物です。それを訪問着絵羽式に仕立て上げ、格調高い着物になっています。
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【作品その7(写真右から2番目・着尺】
経緯格子に花織をポイントにした着尺です。格子がグラデーションになっており、中心の濃い部分に可愛らしいピンク色の花織(読谷山)が入っています。
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【作品その8(写真右・帯)】
これは羅と平織をドッキングした織物です。上の羅と下の平織を同時に織っていき、要所要所で羅と平織が合わさっているものです。帯として使用するので裏の平織にも工夫があり、経縞にしたり緯絣を入れたり、麻糸を使ったりしています。
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【作品その9(写真右手前・帯)】
三極の織物です。経、斜め対照と三方向に糸を編み込んでいくので、その為平織の経・緯の二方向より更に強い織物です。夏用の角帯になります。
これに更に緯糸を編み込んでいくと、四方向に強い密な織物(四極)になります。この構造は建築材などにも使われ、耐震強度を上げる効果があるそうです。
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以上、ご紹介させて頂いた他にも、様々な「和」のものが展示されました。
無事に第五回目を終え、市亀さん・富山さんから「年々作り手の意識が高まっている」とのお言葉を頂きました。

例え趣味の創作であったとしても、その作品を問屋さんで扱って頂く以上は、プロ並みの高い技術や品質の良さを要求されます。
そのことを自覚し、そこに意識的に取り組むことで、生徒さん達の気構えが格段にレベルアップし作品に反映されたのでしょう。

具体的に説明すると、例えば、織っている最中に気がついた『織傷』。
30センチも戻らなければならない場所にあるそれを、果たしてどうするか。
職人、プロの世界ではやり直すことは当たり前ですが、自分の為に作り上げていく作品は少なからず
「まぁ、いっか」
といった状況になりがちです。

だからこそ、『紬道場』のような体験が大事なのではないでしょうか。
自分が作った作品を「売る」という妥協を許されない場に臨み、自分自身に厳しくあることでより一層完成度の高い作品作りへと繋がっていく。
自由な発想から作る「楽しみ」にそれが加われば、更に素晴らしい作品が生まれると思います。

次回の紬道場はテーマを決めて心機一転。
今まで以上に素晴らしい作品を集結することを目標として作品作りに励んで欲しいとのお言葉を頂きました。

そして最後になりましたが、今回大変にお世話になりました市原亀之助商店様を始め関係者の方々、作品を出品された皆様、こちらにて作品を紹介させていただいた皆様へ、この場をお借りして吉田手織工房からお礼を申し上げさせて頂きます。
有難う御座いました。



(by Watanabe&Nambu)
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